耐震性・耐久性
地震大国日本で
求められる住まいとは
日本は世界でも有数の地震大国
世界で発生しているマグニチュード6以上の地震の約20%が日本周辺で発生しています。
日本においては、「地震に強い家」を建てることは大切な家族を被害からまもおる上でもとても重要なことのひとつです。
六面体構造で地震力を分散
地震や台風などいの力を建物全体で受け止め、荷重を一点に集中させることなく全体に分散させるため、外力に対して抜群の強さを発揮します。
震災で卓越した耐震性能を発揮した
ツーバイフォー工法
我が国ではオープン化以降約40年間で280万戸を超えるツーバイフォー住宅が建設されました。この間に阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震などの大きな地震を経験しましたが、いずれにしてもツーバイフォー住宅の被害は少なく、卓越した耐震性能を発揮しました。
特に耐震性に関わる部分では、技術基準の中で、建物全体として耐力壁を有効に機能させるために耐力壁をバランス良く配置するための規定が採用されています。
木材は強度に優れた建築材料です。
木材は軽量で加工がしやすいという特長のほか、ひっぱり強度では鉄の約2倍、コンクリートの約60倍という強度をもち、圧縮強度では鉄の約2倍、コンクリートの約7倍という数値を示し、構造材として優れた性質であることが実証されています。
耐久性
家を長持ちさせる、
住まいの工夫
家を長持ちさせるために大切なこと
設計・施工ルールに従って正しく設計・施工することや耐久性規定による防腐・防蟻対策などを行うこと、定期的にメンテナンスを 行うことが大切です。
ツーバイフォー住宅では、構造用製材に合水率19%以下のJASに基づく乾燥剤を使用。
さらに、さまざまな方法で万全の湿気対策を行います。
床下の水蒸気対策や、室内外の温度差によって起こる結露を防ぐ断熱材を使用することで結露が発生しにくい構造になっています。
震災後の調査で明らかになった
地震に強い
ツーバイフォー工法の実態
熊本地震
2016年(平成28)年4月16日発生、
M7.3、最大震度7、震源の深さ12km
97%が「被害なし」及び
「多少の被害」
被害程度 | 被害発生理由 | ||||
---|---|---|---|---|---|
強震変形 | 地盤崩壊 | 液状化 | その他 | 合計棟数 | |
全壊 | 0棟 | 0棟 | 0棟 | 0棟 | 0棟 |
半壊 | 0棟 | 0棟 | 0棟 | 0棟 | 0棟 |
一部損壊 | 46棟 | 15棟 | 15棟 | 3棟 | 79棟 |
被害なし及び 多少の被害 |
2,861棟(97%) | ||||
合計 | 2,940棟 |
東日本大震災
2011年(平成22)年3月11日発生、
M9、最大震度7、震源の深さ24km
98%が「被害なし」及び
「多少の被害」
被害程度 | 被害発生理由 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
強震変形 | 地盤崩壊 | 液状化 | 類焼他 | 合計棟数 | 津波被害 | |
全壊 | 0棟 | 6棟 | 0棟 | 1棟 | 7棟 | 105棟 |
半壊 | 2棟 | 33棟 | 34棟 | 0棟 | 69棟 | 128棟 |
一部損壊 | 319棟 | 61棟 | 16棟 | 17棟 | 413棟 | 410棟 |
計 | 321棟 | 100棟 | 50棟 | 18棟 | 489棟 | 643棟 |
被害なし及び 多少の被害 |
19,633棟(98%) | 7棟 | ||||
合計 | 20,722棟 | 650棟 |
阪神・淡路大震災
1995年(平成7)年1月17日発生、
M7.3、最大震度7、震源の深さ16km
97%が「被害なし」及び
「多少の被害」
被害程度 | 被害発生理由 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
隣家のもたれ かかりにより |
地盤の移動・ 液状化により |
内部の床の ねじれ・不陸 |
その他 | 合計棟数 | |||||
全壊 | 0棟 | 0棟 | 0棟 | 0棟 | 0棟 | ||||
半壊 | 0棟 | 2棟 | 0棟 | 0棟 | 2棟 | ||||
類焼 | - | - | - | 8棟 | 8棟 | ||||
一部損壊 | 21棟 | 156棟 | 1棟 | 101棟 | 279棟 | ||||
被害なし及び 多少の被害 |
40棟 | 217棟 | 17棟 | 8,385棟 | 8,659棟 (97%) |
||||
合計 | 61棟 | 375棟 | 18棟 | 8,497棟 | 8,948棟 |